こんにちは。脳卒中理学療法士の悠です。
脳外科専門病院の回復期と訪問リハビリで脳卒中リハビリだけを丸5年やっています。

さっそくですが、麻痺改善は自主トレーニングが9割です。

生活期において、発症から6ヶ月を過ぎたらもう改善しないと言われてきましたが、最近の研究ではそれが否定されています。半年を過ぎて生活期に入り、改善がプラトー(停滞期)になっていると言われた時期であっても、以下の3つが揃えば改善していくと今では言われています。適切な課題、適切な量、適切なやり方。

    これらを守って自主トレーニングを継続していけば、機能はさらに向上していきます。

    僕の記事を読んで自主トレーニングを行う事で期待できる点は、以下の4点です。

    1. 訪問リハビリや通所リハビリといった個別リハビリの時間以外でも、自分自身で機能改善に取り組むことができる
    2.歩きやすくなる可能性が高くなる。
    3.できることが増える可能性が高くなる。
    4.仕事に復帰したり、趣味に再挑戦したりできる機会が増える。

    大事な事は、決して諦めないことです。

    機能向上に直結する自主トレーニングの条件

    機能向上に寄与する自主トレーニングとは以下の条件を満たすものと言えます。

    1. 個別化と課題指向: あなたの現在の機能レベルに合致した、具体的かつ意味のある動作課題が含まれていること。
    2. 代償動作の排除: 誤った運動学習や筋肉のこわばりの増強を防ぐため、正しいアライメントと適度な努力量で行える内容に調整されている。
    3. 定期的なアップデート: 回復段階の移行に伴い、適切なタイミングで負荷や運動方向(より細かい運動の促通など)を修正している。

    個別化と課題指向について

    課題指向とは、実際に苦手としている動きを練習することです。例えば、コップを持つ、スイッチを押す、階段を登る、乗り移りをする、靴下を履くなどです。

    代償動作の排除について

    少し難しい表現ですが、要は変な「こわばり」や正常ではない筋肉の緊張を起こさずに、ゆったりと滑らかに、最小限のリソースで動きが行えるレベルの動作課題にすることです。
    例えば、コップを持つ動作を分解して、まずは「テーブルの上で肘を伸ばすだけ」「手を返すだけ」といった形で行います。正しい難易度設定が大事だということですね。

    定期的なアップデートについて

    先ほども言ったように、適切な課題と難易度の設定が重要です。ずっと同じ課題、ずっと同じ難易度で続けていても回復はしません。機能レベルに合わせ、回復の度合いに応じて徐々に課題の難易度を高くしていく必要があります。

    僕の記事を読むおすすめの人は、次のような方々です。

    1. 在宅生活をしている脳卒中の方で、もっと歩きやすさを改善したいと思っている人
    2. 訪問リハビリや通所リハビリサービスを受けられない人、または物足りないと感じている人
    3. リハビリ以外の時間も効果的なアプローチを実践し、回復にしっかり繋げたい人
    4. ご家族の方で、介助負担を減らしたい人。麻痺改善のための協力をしたい人。

    自主トレーニングはとにかく毎日続けていただくことが重要です。決して諦めずに頑張っていきましょう。

    これから僕の記事を通じて、麻痺改善の一助に役立てれば幸いです。

    ABOUT ME
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    悠リハ
    理学療法士/生活期脳卒中リハビリ専門。脳卒中専門病院の回復期リハビリ病棟と訪問リハビリで、臨床5年以上にわたり脳卒中の方とご家族に関わってきました。「退院してからが本当のスタート」という現場の実感をもとに、自宅でできる自主トレ、ご家族向けの介助の工夫、リハビリの考え方を発信しています。