脳卒中リハビリは、自主トレをする人としない人で、明確に回復の差が出ます。

私は訪問リハビリに2年携わり、現在もリハビリをしています。これまで2,400件ほどのリハビリを行ってきました。その経験から言えるのは、自主トレーニングを頑張っている人とそうでない人とでは、日常生活動作(ADL)や機能回復に明らかな違いがあるということです。やはり自主トレに励む人の方が機能は回復しますし、日常でできることも着実に増えていきます。

一方で、自主トレを行わない方は、どれだけリハビリを受けていても改善に上限があり、継続している人に比べて機能回復が見込めないというのが、現場での率直な肌感覚です。これは論文でも結果が出ており、自主トレーニングを頑張る人の方が圧倒的に成績が良いことが示されています。

麻痺の改善については、「発症から半年までがピークであり、そこを境に回復は緩やかに頭打ち(プラトー)になっていく」という論文もあります。しかし、私は必ずしもそうは思っていません。

訪問リハビリの現場では、発症から1年、2年と経過した方でも、適切な課題を適切な難易度で、しっかり自主トレーニングとして行っていけば、機能回復は十分に期待できると確信しています。実際、臨床の場で「動かなかった手が動くようになった」「歩きやすくなった」「浴槽に浸かれるようになった」「旅行に行けた」「自分で着替えられるようになった」という言葉をいただくこともあります。

ですから、皆さんも「自分はもうできない」などと思わず、めげずに自主トレに励んでください。その先には、より良い未来が待っているはずです。

ご家族の皆さんも、ご本人のために何か手伝いたいと思われているでしょうし、日々の介護負担の大きさに悩まれることもあるかと思います。このnoteを通じて、ご家族も患者さんと二人三脚で、より良い未来に向かって一緒に頑張っていけたらと心から願っています。

今後は、私が訪問リハビリや回復期病棟での臨床経験を通じて培ったスキルやノウハウを、ブログを通して発信していく予定です。自主トレーニングの紹介やお困りごとの解決につながる情報を届けていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

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悠リハ
理学療法士/生活期脳卒中リハビリ専門。脳卒中専門病院の回復期リハビリ病棟と訪問リハビリで、臨床5年以上にわたり脳卒中の方とご家族に関わってきました。「退院してからが本当のスタート」という現場の実感をもとに、自宅でできる自主トレ、ご家族向けの介助の工夫、リハビリの考え方を発信しています。